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ruglife

YA1069 アメリカンサルーク オールド~アンティーク 208×135

セール 売り切れ
税込
前回のアメリカンサルークに似たデザインの美しいネイビーフィールドの絨毯です。
(以前ご紹介したものはこちら

サルークはイランの中西部、アラク市(以前はスルタナバード)の北にある町で、サルーク絨毯はアラク市とその周辺で織られており、美しい花柄と丈夫な作りで世界的に有名な絨毯です。

第一次大戦後、ペルシャ絨毯のヨーロッパへの輸出が減りアメリカ向けに多く作られ始めました。
それから二次大戦が始まるまでの間(1920~1930年代)にアメリカ向けにイランの伝統的なデザインとは違うスプレー状の小花柄デザインのサルーク絨毯が多く作られました。
しかし、もともとはトマトのような赤やサーモンピンクなどのフィールドの色が当時のアメリカであまり好まれず、現地に到着した後に多くの絨毯が流行りのラズベリーやワインレッドのような色に再染色されたという珍しい歴史をもっています。

過去2点ご紹介したアメリカンサルークはその再染色されたサルークでした。
今回のものはおそらくオリジナルカラーですが、同じアメリカンサルークと言われるタイプ。時代も1930年代頃と思われます。
クラシックな雰囲気に、力強さやかわいらしさ、色気も感じられる魅力的な絨毯です。

サルークの絨毯の構造は非常に丈夫で密度高く織られていて、こちらもどっしりと重量感があります。
ウールは柔らかくビロードのような手触り、均一にふかふかのパイルが残っていて良い状態です。

メインカラーは赤系と青系のグラデーション、グレーと淡い黄色が少し、そしてそれを引き締める白、といった珍しいほどシンプルな配色でできています。

特筆すべきはこの絨毯、手紡ぎの糸で織られているのです。
拡大画像を見ていただくと毛糸の断面が不均一に見えるかと思います。
手紡ぎの糸は独特の味わいや深みがあります。また機械で紡ぐよりも糸に負荷をかけないので柔らかな糸になるそうです。
これだけの大きさを手で紡いだ糸で織る、とても贅沢な絨毯です。

状態としては、フリンジに2か所クリーニングで落ちなかったシミがあります。
裏側から見ると1か所補修があります。
片側フリンジの角に、ほつれないように小さな布が縫い付けてあります。
それぞれ写真で指さしている部分です。
古いものなのでその他にも完璧でない部分はありますが、まだまだ長く使っていただける絨毯です。


サイズ:約208×135cm
産地:イラン サルーク
年代:1930年代頃
素材:ウール on コットン
重量:約10kg

ご購入前の注意点

*当店の絨毯はアンティークやオールドのユーズド品のため、色褪せやシミ、ほつれ、補修等があるものがございます。コンディションがそれぞれ異なりますので、商品説明をよくお読みいただき、ご質問等ございましたらお問い合わせフォームよりご連絡ください。

*クリーニング済です。入荷後にほこりや汚れのあるものについては、ペルシャ絨毯専門クリーニング店にて追加で水洗いクリーニングを行っています。

*撮影は自然光の下で行い、できるだけ実物に近づけるようにしていますが、モニターやその他環境などにより多少差が出ることがございます。

配送料

3万円以上送料無料
3万円未満は一律1000円

日常のお手入れ

日常的には軽く掃除機をかける程度で十分です。

薄く柔らかいトライバルラグなどの場合は掃除機を強くかけると痛むことがありますのでご注意ください。外で埃を払うなどでもいいと思います。

ウールの絨毯は調湿性能があり梅雨などは湿気を溜め込みやすいため、お天気のいい日に年に2~3度は干して乾燥させてください。

長時間の直射日光での天日干しは絨毯が日焼けしてしまうのでご注意ください。

使用しない時期に丸めたり畳んでしまう場合は、その前に掃除をして干し、中に衣類用の防虫剤をいくつか入れてください。

長期間使用しない場合、また汚れが気になる場合などは、絨毯専門クリーニングにご依頼ください。当店にご相談いただければ信頼できるお店をご紹介いたします。