YA1017 ナジャファバッド　オールド　214×148【70％OFF】

イランのイスファハンのほど近くにある、ナジャファバッド（najafabad）産の絨毯です。東京と横浜くらいの距離感です。

ナジャファバッドはその場所柄イスファハンの絨毯のデザインを模して生産している産地です（イスファハン産として売られているものも多いようです）。主にシャーアッバス文様、色はアイボリーまたは赤いフィールドに、青、緑、金、茶などでイスファハンの配色に近いのですが、こちらは少しずつ本家よりも強い色と感じます。 

イスファハンより織りは粗いためみっちりとした密度はありませんが、それでもノットはとても細かく技術の高い職人さんが織ったものと感じます。コットンの経糸がとても細く繊細です。またウールは柔らかく上質です。

年代は不明ですが、きれいなアブラッシュが出ていること、裏側の熟成した雰囲気からしてかなり年代が経っているものと感じます。最低でも50～60年ほどはあるかと思います。

緯糸は白いコットンなのですが一部分淡いピンクを使用しています（写真参照）。これも少し不思議で、糸が足りなかったのかもしれませんが、そんなところにも年代と織った人の気配を感じます。 

イランの方いわく、「一人で織ったら半年はかかるよ」とのことで、どちらかというと半年でこのサイズを織れる技術に驚きますが、とにかく時間をかけて作られるペルシャ絨毯の神髄を感じられる絨毯です。 

国内でペルシャ絨毯専門のクリーニングと、フリンジのメンテナンスを行っています。一部茶色っぽいシミが残ります。

柔らかい織りなので折りたたむこともできますが、繊細な糸を使用しているため保管する場合は丸めておくことをおすすめします。

産地：イラン　ナジャファバッド

サイズ：約214×148

年代：不明

素材：ウール on コットン

重量：約6.0kg