YA1086　タブリーズ　マヒ　250×170

タブリーズはイランの北部、東アーザルバーイジャーン州の州都、
言わずと知れたペルシャ絨毯5大産地の一つであり、最も古い絨毯織りの産地の一つです。

タブリーズの絨毯は上質なウールが使用され、カラフルな色や幅広いデザインと精工な織りで有名です。
こちらのマヒ（またはヘラティ）はタブリーズを代表するデザイン。
小さな葉っぱの形が魚（マヒ）に似ているとされそう呼ばれています。

一見すると、とても知的で端正な落ち着いた印象を受ける絨毯ですが、実はとても華やかな色が多く使用されています。
赤、黄緑、ピンク、水色、薄紫、縁取りで光るシルクなど、近づいてみないとわからないこだわりのあるデザイン。色彩センスが抜群です。タブリーズマヒの中でもかなり多色使い。
ぜひ拡大写真をご覧ください。

タブリーズの絨毯の目は「ラジ（ラージ）」という単位で数えます。
7cmあたりにいくつの結び目があるかで数え、こちらは50ラジになります。
ノット数以上に細かい印象なのは、デザインや織りの完成度ゆえかと思います。

サイズは、170×250のパルデと言われるサイズ。
当サイトで扱っている絨毯の中では最も大きめの一つ。重量も16kgほどありかなりの密度です。
ウールも柔らかく張りがあり、黒い縁取りがメリハリがあり、大変高級感のある質感。

一応ユーズドではありますが大変状態がよく、クリーニング前もほぼ使用感が見られませんでした。一部のフリンジに軽い着色がありますが（写真参照）、それ以外は汚れやイタミはほぼありません。

裏側を見てみると、織りの粒の目がとても整っていて緯糸はほぼ見えず、結び目がまるで繋がったビーズのように粒になっています。良いタブリーズ絨毯の特徴です。

状態のいいものをお探しの方には大変おすすめの絨毯です。

サイズ：約170×250㎝
産地：イラン　タブリーズ
年代：近年（2000年代～）
素材：ウール、シルクのライナー　on　コットン
重量：16.0kg

※状態のいい絨毯ではありますが、一度人の手に渡ったものであることはご了承ください。